◇明治神宮大会 高校の部決勝 横浜4―3広島商(2024年11月25日 神宮)
横浜(神奈川)が広島商を下して松坂大輔を擁した97年以来、27年ぶり2度目の優勝を果たした。
前チームの今年5月から主将を務める阿部葉太外野手(2年)は2回1死一、二塁から4点差とする左中間への2点二塁打を放つなど2安打2打点で勝利に貢献。優勝の瞬間は守っていた中堅から全速力で歓喜の輪に加わり「うれしい気持ちでいっぱいです。守っていてもハラハラドキドキの展開でしたが、秋の頂点を獲ろうとやってきて、それを達成することができて良かった」と喜んだ。
1年夏から名門でレギュラーを張ってきた。だが、夏は2年連続で神奈川大会準優勝。あと1勝を勝ちきれなかった。今年は主将として責任も感じており「2年間、悔しい思いというかこの代に懸ける思いは強かった」。だからこそようやく日本一までたどり着くと「3年生の皆さん、優勝しました。ありがとうございます」と感謝の言葉を叫んだ。
すでに目線は前を向いている。「まずは春の選抜を目指してもう一度、日本一を目標にやっていきたい」。再びの日本一へ、頼れる主将が連れて行く。