元内閣官房参与で経済学者、数量政策学者、嘉悦大教授の高橋洋一氏が25日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演。政府が22日の臨時閣議で決定した経済対策について言及した。
政府の経済対策には「103万円の壁」引き上げが明記され、今後の焦点は引き上げ幅や財源に移る。国民民主党は所得税の非課税枠を年収103万円から178万円にすることを要望しているが、巨額の税収減となるため、与党は慎重姿勢を見せている。
ガソリン減税を検討する方針も盛り込まれたが、今後、自民、公明、国民民主の3党の税制協議で詳細を詰める。
高橋氏は「一般会計の経費は13・9兆円だから、それはそれでそこの財源論を言わないのは変で、特にその中でガソリン税の話なんですよ。この話というのは補助金でやるんだよね。補助金でやるよりは減税した方が簡単なんです」とガソリン減税に言及。「補助金にすると取ってまた出さなきゃいけないので面倒くさいんですよ。もちろん石油業界は自分たちはもらえるからこれを望んでいるんだけどね。そんなんだったら減税して直接個人にやった方が簡単。これは実は税制改正送りといって先に伸ばしているだけ。こんなのは減税した方が簡単です」と自身の考えを述べた。