浦和は25日、MF宇賀神友弥(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。
クラブを通じて「2024シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。25年前、この誇りあるエンブレムがついたユニフォームに袖を通した瞬間から浦和レッズというクラブに魅かれ、プロサッカー選手として活躍することを夢みました。選手になるという夢を叶えた瞬間からこのクラブにタイトルという恩返しをしたいという思いだけでここまで走ってきました。決して多くの恩返しはできませんでしたが『宇賀神友弥』というプロサッカー選手として、1人の人間として、そして浦和の漢としての生き様を見せることはできたのではないかと思っています。15年間という幸せなプロサッカー選手生活を支えてくれた全てのみなさまに感謝します。We are REDS!」とコメントした。
宇賀神は浦和の下部組織から流通経大を経て10年にトップチームに加入。17年ACL制覇や2度の天皇杯優勝も経験した。強いレッズ愛と反骨心を持ち、契約満了を通達された直後の21年12月天皇杯準決勝では意地の先制弾を決めた。昨季はJ3岐阜で34戦1得点とフル回転していた。今季、浦和に復帰。6月の磐田戦で加入後初のリーグ戦出場を果たしたが、その後は欠場が続いていた。
26日に引退会見を行う。