日本テレビの定例社長会見が25日、東京・汐留の同局で行われ、この1年を総括した。
石澤顕社長は「日本テレビが放送という事業に真摯に向き合った1年であったと考えています」とした。
同局では昨年10月期に放送した「セクシー田中さん」の原作者側と制作側の食い違いが発生。放送後に原作者が死亡した件を受け、7月に「ドラマ制作における指針」を発表した。石澤氏は「『セクシー田中さん』は決して忘れてはいけない事案。ドラマの制作においては、制作指針に則って制作活動を進めているところです」と述べた。
8月には「24時間テレビ」を放送。「24時間テレビは系列局の寄付金の不正行為を受けて、視聴者の皆様やクライアントの皆様にご理解いただけるか試行錯誤して放送した。大変多くの方に支持をいただいて、募金に協力していただいた。心より感謝申し上げたい。来年に向けてさらに改善をしていきたい」と語った。
また、「夏にはパリ五輪があった。選手の奮闘、日本中に勇気や感動を与えてくれたと思う。日本テレビもその模様を多く伝えることができたち思う。改めてメディアパワーを実感しました」と手応えを口にした。