元楽天監督の大久保博元氏(57)が、自身のYouTube「デーブ大久保チャンネル」を更新。楽天・田中将大投手(36)の退団について持論を熱く主張した。
大久保氏は「批判ではなく、自分の意見を言わせてもらいたい」と前置き。「田中将大は大功労者です」と続けた。
「2013年の日本一は田中将の24連勝のおかげ。ドラマのような優勝は身を粉にして投げた田中将とリードした嶋基宏が中心になって成し遂げた」と振り返った。
ヤンキースに移籍した後も田中将は帰国すると楽天の練習施設で汗を流していた。
大久保氏は「メジャーリーガーがわざわざ寒い仙台の狭い室内練習場で自主トレする。それだけで本当に仙台の街が好きなんだなと分かる」と指摘した。
そして「そんな選手が退団させてくださいという提示をする」と功労者への扱いは適切だったかと問いかけた。
田中将大クラスはお金ではない、と金額以外で折り合えない部分があったのではないかと推測。嶋基宏の退団にも通じるものを感じたようだ。
大久保氏は「僕も4年間お世話になった東北は“みんなで頑張りましょう”という暖かい土地柄。そんな人たちが喜ぶチーム作りをしてください」と切実に訴えた。