セ、パ両リーグは25日、ベストナインを発表。全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出された。球団別では、パ・リーグを4年ぶりに制したソフトバンクが最多の6人、続いてセ・リーグを4年ぶりに制した巨人とヤクルトから各3人。一方、セ・リーグは広島、パ・リーグは昨年最多5人が選出されたオリックスと、2年連続となる西武の2球団が選出なしとなった。
初選出は13人。その中で巨人の岡本和は三塁手に続いて、一塁手での受賞となり、純粋な初受賞は12人となった。また、昨年パ・リーグを3連覇し最多の5人が選出されたオリックスが今年は0人に。セ・リーグの最多得票は遊撃手部門の長岡秀樹(ヤクルト)で274票(有効票数302)、パ・リーグは三塁手部門の栗原陵矢(ソフトバンク)で257票(有効票数259)、続いて一塁手部門の山川穂高(ソフトバンク)の256票(同)だった。
僅差の選出となったのはセ・リーグ(有効票数302)では二塁手部門で、受賞した吉川尚輝(巨人)が164票、次点は牧秀悟(DeNA)の130票と34差だった。パ・リーグ(有効票数259)は投手部門と捕手部門、そして3選手が選ばれる外野手部門が大激戦に。外野手3人目の周東佑京(ソフトバンク)が144票で初選出となり、次点の万波中正(日本ハム)は141票とわずか3票差だった。捕手部門は、初選出の佐藤都志也(ロッテ)が121票、次点の甲斐拓也(ソフトバンク)は112票とその差わずか9票。投手部門では初受賞した有原航平(ソフトバンク)が96票、次点の伊藤大海(日本ハム)が85票と11票差。3位のモイネロ(ソフトバンク)も75票と3投手による大接戦となった。
選出選手は以下の通り。
【セ・リーグ】
◆投 手 菅野 智之(巨人)4年ぶり5度目
◆捕 手 山本 祐大(DeNA)7年目で初
◆一塁手 岡本 和真(巨人)10年目で初(三塁手で1回)
◆二塁手 吉川 尚輝(巨人)8年目で初
◆三塁手 村上 宗隆(ヤクルト)2年ぶり3度目(一塁手で1回)
◆遊撃手 長岡 秀樹(ヤクルト)5年目で初
◆外野手 サンタナ (ヤクルト)4年目で初
細川 成也(中日)8年目で初
近本 光司(阪神)4年連続4度目
【パ・リーグ】
◆投 手 有原 航平(ソフトバンク)8年目で初
◆捕 手 佐藤都志也(ロッテ)5年目で初
◆一塁手 山川 穂高(ソフトバンク)2年ぶり4度目
◆二塁手 小深田大翔(楽天)5年目で初
◆三塁手 栗原 陵矢(ソフトバンク)10年目で初
◆遊撃手 今宮 健太(ソフトバンク)2年ぶり4度目
◆外野手 辰己 涼介(楽天)6年目で初
近藤 健介(ソフトバンク)2年連続3度目(DHで2回)
周東 佑京(ソフトバンク)6年目(育成含め7年目)で初
◆D H レイエス (日本ハム)1年目で初