オリックスは25日、ドラフト2位で指名した日体大・寺西成騎投手と横浜市内で仮契約交渉を行い、契約金7000万円、年俸1100万円(いずれも推定)で合意した。
「徐々に実感が湧いてきてます。もう神宮大会が終わってすぐに練習に入って。もっともっとやらないと生きていけない世界だと思うので、今まで以上に頑張っていきたい」
最速153キロを誇る本格派右腕で、星陵では1年夏から甲子園で登板。2年夏の右肩故障を乗り越え、日体大では3年春に首都大リーグで防御率0・31、最多5勝を挙げてリーグ優勝に導いた。今年には大学日本代表入りも果たし、球団からは先発候補として期待されている。
アピールポイントを聞かれると「やっぱりストレートが一番武器でもあり、こだわりを持っているボール。切れ味と伸びのある真っすぐです」と力を込めた。担当の小林敦スカウトも「ボールの切れだったり、ノビのあるストレートが一番の彼のセールスポイント。そこにプラスアルファでパワーアップした力が伝わってくれれば、さらに良くなる」と期待を口にした。