選挙コンサルタントで、藤川選挙戦略研究所の藤川晋之助代表理事が25日、BS日テレ「深層NEWS」(月~木曜後6・58)に出演し、兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)の選挙戦を振り返った。
石丸氏は現職の小池百合子知事には届かなかったものの、次点と躍進。石丸氏の選挙対策事務局長を務めたのが藤川氏だった。兵庫県知事選では、斎藤氏をサポートしたという。
「1カ月ちょっと前に(斎藤氏から)連絡があって、“明日から独りぼっちで駅に立つ”って言っていて驚いちゃって。“スタッフ何人くらいいるんですか?”って聞いたら、“まだ数人なんです。今、一生懸命、声を掛けているところです。頑張ります”って言うから、“ぜひ頑張って欲しい”と言った」。友人でもある清水貴之氏も出馬したため、藤川氏は「表立ってはなかなかやりにくいなということになって。SNSというのは大きな広がりですので、東京にいてもやれることですので、そっちからの応援というのは一定させていただいた」と説明した。
SNSを駆使する新たなフェーズに入ったとも言われる選挙戦。藤川氏は「今まで石丸さんの時もそうですし、玉木さんの時もそうですし、斎藤さんの時も。結構、石丸さんで目覚めたみんなが、物足りないんですね。その後、石丸さんがどうするか分からないですし。選挙に参加するということになるというのと、結構みんな北海道から沖縄までそういうグループがいますから、みんな同時に興味を持って動き始めるんです」と説明した。石丸氏らの選挙戦でノウハウを身に付けた人たちが、今回の兵庫県知事選にも興味を示したといい、「中核になるんじゃなくて、インフルエンサーの一つのリーダーみたいな形で広がっていく。これがすごい現象だったと思う」と振り返った。
藤川氏が担った役割について、「情報を提供して、コンテンツは誰かが作りますから、それを拡散していく」と説明。「僕は言っていますけど、ネットにおけるどぶ板選挙、ネットにおけるどぶ板活動を一生懸命やるということですね」と教訓を口にしていた。