俳優の内博貴が25日、東京ドームシティホールで舞台「ABC座 大金星(BIG VENUS)~時代(とき)を超えて~」の初日を迎えた。東京公演は来月8日まで同所で。
2012年からA.B.C―Zが上演している演劇プロジェクトで、昨年12月に河合郁人が脱退し4人体制となってからは初の開催。内はグループと以前から親交があるが、ABC座は初参加となる。「本当に昔から知っている仲なんですけども、こうやって一緒にやるのは初めて。新体制となって初めて(ABC座を)やる中で僕が参加することになった。いい意味で彼らのバックアップができればいいかなと思っております」と全力で支えることを誓った。
「大金星…」は新作で、初のSF作品。心に闇を抱える4人が突然とある惑星へ飛ばされ、問題を解決していく。コミカルなシーンが非常に多く、演者が一丸となって演じている。五関晃一は内に「稽古場で壺に入った時の笑い声がうるさい」と指摘。内は「今回はシュールな笑いが多いやん。凄いくだらないことを真剣にやっている。それが一番面白かったりする。団体芸で、東京の新喜劇みたい」と話した。
関西出身の血が騒ぐのが、自身も「やりたくてしゃあない」というが、黒幕的存在のため、その“団体芸”には参加できず。「ちょっと歯がゆいところはある。うずうずしてます」と思わぬ苦悩を明かした。