アストロズからFAの菊池雄星投手(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億6500万円)で契約合意したと25日(日本時間同日深夜)、メジャー公式サイトなど複数の米メディアが伝えた。
メジャー6年目の今季は夏場にブルージェイズからア軍にトレード移籍。5勝1敗、防御率2.70と活躍したが、ワイルドカードシリーズで敗退した。17日には自身がプロデュースし整備費を全額負担した岩手県花巻市の屋内練習施設「King of the Hill(KOH)」のオープニングセレモニーに出席し、FAという立場について「モチベーションを高く持って、どこに行ってもいいように準備をしている」と話していた。
エ軍は花巻東の3学年後輩の大谷(現ドジャース)が18~23年に所属。今季は球団ワーストの99敗でア・リーグ西地区最下位に沈み、10年連続でプレーオフ進出を逃した。左腕サンドバルが左肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)でノンテンダーFAになるなど先発陣が手薄。菊池には新左腕エースとして期待がかかる。