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F1に米GM/キャデラックの参戦決定! 26年から11番目のチームに 最初はフェラーリエンジン使用

スポニチアネックス 2024年11月26日 8時38分

 自動車のF1世界選手権シリーズは25日、米ゼネラルモーターズ(GM)/キャデラックの26年シーズンからの参戦を承認した。「F1グリッドに11番目のチームとして迎え入れる支援を行うことで基本合意した」と発表した。

 チームは「キャデラックF1」として、最初の2年間はフェラーリのエンジンを使用。GMは28年シーズンに間に合うようにエンジンを製造するという。

 「キャデラックF1」は、元F1ドライバーのマイケル・アンドレッティ氏率いる「アンドレッティ・グローバル」を継承するチーム。「アンドレッティ・グローバル」は当初、既存チームのザウバーを買収しようとして失敗し、その後は米国最大の販売台数を誇るGMと提携して新規参入を希望していた。参戦希望は国際自動車連盟(FIA)から容認された一方でF1には却下されており、米司法省が独占禁止法違反の疑いで調査する事態に発展していた。

 チームは9月にアンドレッティ氏が株式の大半を譲渡し、保険会社「グループ1001」のダン・タウリスCEOと金融サービス会社「グッゲンハイム・パートナーズ」のマーク・ウォルターCEOが新たに運営する体制に移行。元々GMの参戦自体は歓迎されており、アンドレッティ氏が退いたことに加え、反対の急先鋒とみられていたF1運営会社のグレッグ・マフェイCEOも今月辞任したことで参戦への条件が整った。ウォルター氏は大リーグ・ドジャースやサッカープレミアリーグ・チェルシーのオーナーも務めている。

 米国ではF1人気が高まっており、今季はマイアミ、オースティン、ラスベガスの3カ所でグランプリが開催された。GMのマーク・ロイス社長は「GMとキャデラックにとって、世界最高峰のレースシリーズに参加できることは光栄であり、私たちは情熱と誠実さを持って競い合い、世界中のレースファンのためにこのスポーツを高めていくことに尽力しています。これは私たちにとって、GMのエンジニアリングの専門知識とテクノロジーのリーダーシップを新しいレベルで示す世界的な舞台です」と声明を発表した。

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