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菊間千乃氏 斎藤知事側の認識に疑問「選挙は初めてじゃない。公職選挙法も分かっていたと思う…どうして」

スポニチアネックス 2024年11月26日 9時8分

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(52)が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。兵庫県知事選を巡り公職選挙法違反の「運動買収」疑惑が指摘されている斎藤元彦知事(47)について言及した。

 番組内では斎藤知事のSNS広報戦略を提案したという県内のPR会社「merchu(メルチュ)」への取材の回答を紹介。「今回の件は仕事としてやっていた?」との問いには「“答えるな”と言われています」と返答したという。また、「そう言っているのは弁護士から?」との問いには「そうですね」と答え、「説明が必要では?」との問いにも「それも含めて今は答えられません」と話すにとどまったという。

 菊間氏は「斎藤さんも選挙は初めてじゃないですよね。公職選挙法と法律のことも陣営側は分かっていたと思うので、どうしてこういう問題が生じているのかが疑問です」と話した。その上で「PR会社が主体的にやっていたかですよね。仮に主体的にやっていたとしてもボランティアなのかどうか。仮にボランティアだったとしても当選した後にPR会社に何らかの便宜を図ることを約束していたかというところまで段階的に問われる。それぞれの段階でもし該当するようなことがあると公職選挙法に該当することになるんじゃないか」と自身の見解を述べた。

 知事選で斎藤氏を支援したPR会社社長が、文章や写真などを公開するサービス「note」上で、同氏の選挙戦でSNS戦略を提案。「広報全般を任された」などとつづった。公選法では、選挙活動で報酬を支払える対象は事務員や車上運動員、手話通訳者らに限定されている。斎藤氏はこの日、全国知事会後に記者団に対し「私としては、公職選挙法に違反する可能性はないと認識しています」と疑いを否定。PR社長が行っていた選挙動画のライブ配信について、斎藤氏は「個人参加のボランティア」と認識を示した。PR会社へは「製作費として70万円ほど支払っています」と述べ、斎藤氏の弁護士はポスター等の作成など5名目を依頼したとしている。

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