韓国プロ野球界にドジャース・大谷翔平投手(30)のような“二刀流”選手が誕生するかもしれない。
韓国メディア「OSEN」は26日、将来のスター候補となりうる高校2年生のキム・ソンジュンを取り上げた。キム・ソンジュンは前日、ソウルで行われた「2024フューチャーズスター大賞」の授賞式で野球部門スター賞を受賞した。
同メディアによると、キム・ソンジュンは打者として高校通算36試合で打率・290、1本塁打、8打点。投手として19試合(計45回)で4勝2敗、防御率3・20を記録している。特に今年は打者として28試合で打率・307と好成績をマーク。打者としては今年は主に三塁手だったが、高3となる来年は遊撃手としてプレーする意向という。
また、投手としては最速152キロを計測したといい「韓国人として初めて投打兼業に挑戦してみたい」と二刀流挑戦へ意欲満々。二刀流でメジャーで大活躍を収めている大谷の名前を出し「大谷翔平選手の運動面で学びたいことが沢山あるが、常に成長しようとするマインドが本当にすごい。そういったところを学びたい」と語った。
KBOで投打二刀流で成功したのは韓国プロ野球元年(1982年)に10勝&10本塁打を記録したキム・ソンハンのみで、プロ野球が国内で定着して以降はおらず、大谷の登場以降、多くの有望株が二刀流に挑戦も成功事例はないという。
キム・ソンジュンは来年のドラフトで指名候補に挙がっており、二刀流という簡単ではない夢に挑戦し続けることができるかどうか、注目を集めそうだ。