巨人・小林誠司捕手(35)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの年俸4000万円(金額は推定)でサインした。
11年目の今季は同学年の菅野が先発した試合は全てスタメンマスクを被り、“スガコバコンビ”で最優秀バッテリー賞を受賞。4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
ただ、契約更改後の会見では「優勝したけど、目標の日本一なれなかった。悔しいシーズン」と悔しさをにじませた。
菅野が来季、メジャー挑戦を表明しており、“スガコバコンビ”は今季限りで見納めになる可能性が高い。小林は「(菅野)智之と組むことが多かった。貯金12はよかった」と振り返り「残してくれたものがたくさんある。そういうものを若い人に伝えたい」と語った。
今季成績は42試合で打率・152、1本塁打、8打点。5月10日のヤクルト戦(神宮)では3年ぶりの一発を放った。
大城卓、岸田の両捕手と3人で投手陣を支え「グラウンド上ではライバルですし、お互いそういうところは意識し合っている部分はもちろんあるんですけど、やっぱりチームとして考えたときに、それぞれが出た試合で“どうだった”“ああだった”とか、いろんな話もしましたし、そういった面では3人とも長所があって短所があると思うので、そういういろんな話はできたかなと思います」とチームとしての強みになったと振り返る。
国内FA権を取得した大城卓も残留を決意し「卓三も今年ふがいない気持ちだったと思いますし、いろんな悔しい思いがあると思うので、やっぱり強い覚悟を持って来シーズン臨んでくると思います。まだまだ僕も若い選手に負けないぞという気持ちはもちろん持っているので、そういうところでは、またキャンプから、お互いがアピールして、強くなっていけたらいいのかなと思います」とより一層の成長を誓う。
来季に向けて「日本一というのは変わらないですし、個人的にはもっともっと打たないと試合には出られないと思いますし、まずはチームが勝つことに貢献できるように。その中で、個人としてはしっかり試合に出られるように、そういうつながりで、結果的に日本一になれるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。