今月24日に自身のYouTubeで楽天からの退団を表明した田中将大投手(36)が26日、本拠の楽天モバイルパークで取材に応じた。
退団表明前日の23日に行われたファン感謝祭の際には退団を決断していたことを明かした。「その前に答えを出して、自分の中でそのファン感を変な空気にしたくなかったんで、答えを出す、伝えるのはその後の方がいいかなってあった。僕としては別に普通にいつも通りファンの方々に楽しんでいただきたいなと思っていましたし、盛り上げたいなっていう風に思っていたんで、そこのスタンスは変わらなかった」と説明した。
感謝祭でかけられたファンの声については「頑張ってねっていう声をイーグルスの選手として声をかけていただいていたのなら、そこはちょっと違う形になってしまいますけど」と謝罪しつつ、「「1人の選手として田中将大を応援してくださってる方々には、どんな形であれ、頑張るっていうのは違いはないと思う」と話した。
東北のファンに向けても「感謝しかないです。そこはもうファンの方々にも育てていただきましたから」と思いを口にした。また「僕個人としては最後までイーグルスでプレーすることができるのであればベストだと思いますけど、これはまたどうなるかわからない。いつどうなるかわからない。1球団、入団した球団で全てを長期間プレーして、そのチームで終われる選手がじゃあ何人いるんだっていうところ。自分で引退できる人は本当に限られた人しかいないと思う。こればっかりはしようがないと思う」と無念さもにじませた。