巨人・坂本勇人内野手(35)が26日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、新たに単年契約を結んだ。
18年目の今季は109試合で打率・238、7本塁打、34打点。打撃不振で6月下旬から3週間のファーム調整も経験した苦しいシーズンだったが、終盤には勝負強さを発揮。熾烈な優勝争いの中で迎えた9月23日の阪神戦では代打で決勝打を放った。また、今季から本格的にコンバートした三塁の守備ではゴールデングラブ賞を獲得した。
新たに単年契約を結んだことを明かした坂本は、今季年俸6億円から「1億円くらいダウンです」と報告も「ダウンは当たり前だと思う」と納得のサインだったとし「個人的に凄く苦しい時期があった。こんなにもうまくいかないことはなかった」と今季を振り返った。
その上で「来年はバッティングでも評価してもらえるよう頑張りたい。個々の力が付けば、強いチームになる」と決意。「今年優勝して、いろんな選手が優勝っていいなと思ったと思う。日本一ってもっともっといいこと。今のチームで感じられたら」と4年ぶりリーグ優勝もクライマックスシリーズで敗退し、日本シリーズ進出を逃したことから、来季の日本一を宣言した。
2500安打まで残り85本、300号まではあと5本に迫っているが「個人的な数字にはこだわりはいけど、来年達成しないといけない数字だとは思う」ときっぱり。続けて「さらに野球がうまくなりたいというのは変わらない。もう一度、野球がうまくなれるように。ファンの方にそう思ってもらえるように」とさらなる成長を誓った。