男子ゴルフの今季最終戦日本シリーズJTカップは28日から4日間、東京都稲城市の東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)で開催される。賞金ランク2位の金谷拓実(26=Yogibo)はイン9ホールを回って調整した。
今大会で優勝すれば無条件で初の賞金王に輝く。もし優勝を逃した場合も2人までの8位タイ以内に入れば、賞金ランク1位の平田憲聖、同3位の今平周吾、同4位の岩田寛の成績次第で賞金王の可能性がある。
金谷は「自分のプレーで状況は変えられると思うし、去年も優勝を逃して悔しい思いをした。最後、自分らしいプレーを貫ければいい」とタイトルへの意欲を鮮明にした。
今大会は4度目の出場。20年5位、21年3位、昨年は1打差で蝉川泰果に敗れて2位だった。その雪辱への思いもにじませた。
例年通り初日は賞金ランク通りのペアリングとなる。金谷は平田、賞金ランク3位の今平周吾と最終組でスタートする。同じく初日最終組だった21年は71で回り21位発進、昨年は64をマークし2位で滑り出した。
「3年前は組全体がプレッシャーで良くなくて、自分も良くなかった。そういうのはこの大会の面白いところ。その中でもしっかりと自分らしいプレーを続けていけたらいい」と冷静に語った。