巨人・坂本勇人内野手(35)が26日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、新たに単年契約を結んだ(金額は推定)。更改後の会見では阪神からFA宣言した大山悠輔内野手(29)に“ラブコール”を送った。
チームは今オフ、FAでの補強を目指しており、阿部慎之助監督が「優勝したからこそ補強が必要。来てほしい。大山くんは茨城出身なので東京に来てくれないかな。岡本和の後を打つ核がいない」とすでにラブコールを送っている。球団も阪神の5年総額20億円規模を上回る、6年総額24億円超の大型契約を用意する見込みだ。
坂本はFA補強について「当たり前のこと。ジャイアンツは勝たないといけないチーム」とし、その上で「大山くんは良い子なので来てほしいなと思います」と改めて“ラブコール”を送った。
坂本は18年目の今季、109試合で打率・238、7本塁打、34打点。打撃不振で6月下旬から3週間のファーム調整も経験した苦しいシーズンだったが、終盤には勝負強さを発揮。熾烈な優勝争いの中で迎えた9月23日の阪神戦では代打で決勝打を放った。また、今季から本格的にコンバートした三塁の守備ではゴールデングラブ賞を獲得した。
契約更改交渉では新たに単年契約を結んだとし、今季年俸6億円から「1億円くらいダウンです」と報告も「ダウンは当たり前だと思う」と納得のサインだったといい「個人的に凄く苦しい時期があった。こんなにもうまくいかないことはなかった」と今季を振り返った。
その上で「今年優勝して、いろんな選手が優勝っていいなと思ったと思う」とし「日本一ってもっともっといいこと。今のチームで感じられたら」と日本一奪還を誓った。