今季取得した国内FA権を行使して残留した中日の木下拓哉捕手(32)が26日、名古屋市内で交渉し、200万円増の年俸7000万円(推定)の2年契約でサインした。
「他の人(FA選手)の動向で決めるのが嫌なのもありましたし、ドラゴンズからは最初から凄い誠意のある条件をいただいていたので。他球団というより、一番評価してくれているなと感じた」
今月11日にFA宣言し、その後も球団と話し合いを重ねた。熟考の末、23日に残留を表明。来季10年目となる愛着のあるチームで再び開幕マスクを目指すことを強調した。
「本当に全てがうまくいかなかった。これが今の実力だと受け止めて、開幕マスクに照準を合わせてしっかりキャンプからやっていきたい」
今季は74試合で打率・228、3本塁打9打点。21、22年は120試合以上出場したベテランが、新契約を機に再出発する。