プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、最多安打のタイトルを獲得した辰己涼介外野手(27=楽天)が侍の装いで登場し、会場を沸かせた。その後も衣装をチェンジするなど、“辰己ワールド”をさく裂させた。
名前を呼ばれると、ゴールドの袴姿で登壇。ちょんまげのカツラまで完璧に仕上げた。ファッションのポイントを聞かれ、「武者。打者の賞なんで武者とかけたんですけど。侍ジャパンもかかってるし」と説明し、会場を盛り上げた。
1年を振り返り「本当に楽しく家族やチームの支えもあって、ケガなく良いシーズンが過ごせた」とうなずき、「今後もが・むしゃらに。武者とかかってますけど、がむしゃらに頑張っていきます」と来季への意気込みも語った。
辰己のあとにインタビューを受けたソフトバンク・山川は「本当にやりにくいですね」と苦笑いだった。
また、プロ野球新記録となる外野手シーズン最多刺殺397達成し、特別賞の表彰にも登場。レッドカーペットを通って退場後、早着替えで衣装をチェンジ。金髪のカツラをかぶったコスプレ姿で登場し、再び会場を驚かせた。「ジャック・ザ・リッパーっていう、刺殺なので。ヨーロッパの殺人鬼です」と解説した。
最後はベストナインの表彰で、甲ちゅう姿で登場し、フィナーレを飾った。「プロに入ったときから将軍になりたいと思ってやってきたので、今後も武士の誉れを忘れることなく頑張っていきたいなと思います」と語り、笑いを誘った。最後は「お騒がせしました。ありがとうございました」と笑った。
辰己は22年のゴールデン・グラブ賞でゴールドのジャケット姿で登場。昨年は真っ白なタキシード姿を披露していた。