プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、パ・リーグの最優秀新人選手賞(新人王)に武内夏暉投手(23)が選ばれた。
茶色のスーツを着こなした、満面の笑みを浮かべた武内。「入団したときから新人王を目標にしていたので、それがかなってうれしいです」と胸を張った。
23年ドラフト1位の武内は、先発としてシーズン途中からローテーションに定着。21試合に登板し、10勝6敗で規定投球回にも到達。球団17年ぶりの新人投手10勝を達成した。
「自分自身、来季が勝負だと感じてるので、より責任感を持って戦っていこうと思います」と気を引き締めた左腕。「まずは両親に感謝の気持ちを伝えたい」と語り、新人王のご褒美を問われると、「特にありません」と苦笑い。最後は「チームとしては悔しいシーズンだったので、来季は先発ローテーションで一つでも多く勝てるように頑張っていきたいと思います」と来季を見据えた。
なお、球団からの新人王は22年に受賞した水上由伸以来、2年ぶり。先発投手に限れば99年の松坂大輔以来25年ぶりの快挙となった。