プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)にセ・リーグは巨人の菅野智久投手(35)が選ばれた。菅野の受賞は4年ぶり3度目。
栄冠に輝いた菅野は、投票総数302票中、253票を獲得。壇上で「今回で3回目の受賞ですが、今回が一番うれしいです。今年は監督も変わって、一緒に現役時代にプレーした阿部監督のもとで何とか優勝したいと思って臨んだシーズンだったので、その中心にいられて本当にうれしい。この喜びを自分自身の次へのステップアップにしていきたい」と喜びを語った。
35歳にして第一線を走り続ける。来季は海外FA権を行使してのメジャー挑戦を目指す。その原動力について「やっぱり野球が大好きだからだと思う。大好きな野球で一番になりたいと思って、小学校1年生から野球を始めて、そこの大きな原動力というか、根底にあるものはずっと変わってないので。その気持ちがある限り、僕は頑張れると思っています」と前を見据えた。
菅野は最多勝と最高勝率の投手2冠、三井ゴールデン・グラブ賞、ベストナイン、最優秀バッテリー賞と合わせて“6冠”制覇となった。今季15勝3敗、防御率1.67の活躍でチーム4年ぶりのリーグ優勝に貢献。海外FA権を行使してメジャー移籍を目指している。