◇ACLE 1次リーグ 神戸3─2セントラルコースト(2024年11月26日 ノエスタ)
東地区の1次リーグ第5戦が26日に行われ、神戸はホームでセントラルコースト(オーストラリア)に3―2で競り勝った。優勝した天皇杯から中2日。先発総入れ替えで臨み、DF菊池流帆(27)やMF佐々木大樹(25)がゴールを挙げるなど躍動した。選手層の厚さを見せつけ、4勝1分けの勝ち点13で首位をキープ。1次リーグ突破へ大きく前進した。
神戸は底力、選手層の厚さで競り勝った。吉田孝行監督(47)は「皆アピールしてくれた。全員で戦って勝利できた。難しいメンタル状況だったが、今日の試合に合わせてくれた選手やスタッフに感謝したい」と称えた。首位を守り、1次リーグ突破へ大きく前進した。
天皇杯決勝から中2日。先発総入れ替えで臨んだ。23人ベンチ入りできるACLEにおいて、18人しか登録しなかった。さらに2種登録の亀田を含めてGK2人をベンチに入れる緊急事態だったが、リーグ戦で出場時間が限られている選手たちが意地を見せた。
2点差を追いつかれる展開を強いられたが、再び突き放した。後半36分にGKの手をはじき飛ばす弾丸ミドルを突き刺した佐々木は「悔しい気持ちをぶつけようと話し合っていた」と誇った。岩波は左足捻挫、パトリッキも負傷。代償は払ったが、天皇杯の勢いは途切れさせなかった。
J1リーグ連覇が懸かる中、30日は敵地で柏と対戦する。佐々木は「他は気にしない。勝つことしか考えていない」と力を込めた。 (飯間 健)