中日・石川昂が名古屋市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の来季年俸3000万円でサインした。期待を背負う右の大砲は来季の目標に三塁での全試合出場と80打点以上を掲げた。
「全試合出たいです。(そのために)ケガをしないことと、打つことだと思います」
高卒5年目の今季は82試合で打率・272、4本塁打、25打点。スタメンでは48試合が一塁で三塁は14試合にとどまった。来季は「ずっとサードをやってきたんで」と本職で福永らとのポジション争いを勝ち抜く覚悟だ。
出場試合数も昨季の121試合から減少。負傷がちだけに、100キロ前後の体重を絞り、体のケアに一層、気を配る考え。「勝つためには打点が一番。80ぐらいは」と、勝利に導く打撃で定位置を奪う。(山添 晴治)