田中将大投手(36)が26日に楽天モバイルパークを訪れ、自身のYouTubeチャンネルで楽天からの電撃退団を表明した24日以降では初めて報道陣に対応し、決断に至った経緯や胸の内、仙台への思いなど、約20分間にわたって心境を激白した。3年連続で減額制限(1億円以上は40%)を超える提示を受けて「居場所がない」などと受け止めた。新天地を求め、残り3勝に迫る日米通算200勝達成にも意欲を示した。
【田中将に聞く】――今の心境。
「やりがいをどれだけ感じられるかが大きい。そこをいつも一番に考えて決断してきた。たくさん考えましたし、その中でこういう答えを出すことにしました」
――楽天を離れる。
「育てていただいて、メジャーリーグへ行くタイミングでも快く送り出していただいて感謝しかない」
――復帰してからの4年間は。
「球団に対してもファンの方々に対しても期待に応えることができない苦しい4年間でした」
――日米通算200勝は仙台で達成したかったのでは。
「もちろん、そのつもりでした。でも人生いろいろある。なんとか乗り越えて、たくさん勝ちたいです」
――ファン感謝祭の翌日に動画をアップした。
「ファン感を変な雰囲気にしたくなかった。答えを出す、伝えるにはその後の方がいいかなと。いつも通りファンの方々に楽しんでいただき、なんとか盛り上げたいなと思っていた」
――改めてファンへ向けて。
「皆さんに応援をしていただいて、背中を本当に押していただきました。(寂しい思いは)当然あります」