最優秀防御率で初タイトルを受賞した中日の高橋宏が来季、23年のオリックス・山本(現ドジャース)以来の「投手4冠」を大目標に設定した。
「ずっと何か教えてもらっている先輩がそういう数字を出しているので、そこは僕も目指していきたい。誰かがやっているということはできない数字じゃないので」
山本は自主トレも一緒に行った“師匠”。3年連続で勝利数、勝率、防御率、奪三振数の「投手4冠」を達成した先輩が、来季の自身と同じ高卒5年目で初めて成し遂げたと伝え聞き、目の色を変えた。侍ジャパンの先発陣の一角として出場した今秋の「第3回プレミア12」でも経験を積み「あの緊張感の中でやれたのは、どの練習よりトレーニングになった」と、さらに進化した姿を見せつける意気込みだ。