打率・308でウエスタン・リーグの首位打者を初受賞した阪神・井上が壮大なプランを打ち明けた。表彰式の壇上で「5年以内に1軍でタイトルを獲りたい」と抱負。長打力が持ち味のスラッガーが目指すタイトルは、本塁打王にほかならない。来季、夢実現への足掛かりをつかむべく、「1軍でタイトル争いだったり、何か賞を獲れるようにしたい」と意気込んだ。
高卒5年目の今季は自己最多23試合に出場して1軍でプロ1号を含む3本塁打を放った。2軍での経験が生きた。「ダメな時は(打率)・270まで落ちたけど、何も変えられなくて・250まで落ちた3年目までと違って、ひと工夫やアイデアを1年間やり通せた」。身につけた低迷脱出法を1軍でも発揮し、外野のレギュラー奪取を目指す。