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【RIZIN】安保瑠輝也VS“問題児”ライアン・ガルシア Fワードが飛び交う危険な初フェースオフ!

スポニチアネックス 2024年11月27日 7時11分

 格闘技イベント「RIZIN」は26日(日本時間27日)、「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見を米国・ロサンゼルスで行った。ボクシングエキシビジョンマッチが決定した元K―1王者の安保瑠輝也(29=MFL team CLUB es)とプロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(26=米国)は危険な初フェースオフとなった。

 この試合は153ポンド(約69.4キロ)契約の2分×8ラウンドルールで行われる。

 会見にはRIZIN榊原信行CEOも含めて両者陣営も出席した。2人が入場すると、記念撮影からフェースオフ。会話をしながら約15秒間緊張感のあるにらみ合いとなった。

 安保は「ライアン・ガルシア選手の問題は、お酒を飲んでプロフェショナリズムに欠ける問題もかかえて、スポーツマンシップもなくリスペクトもないのに、自分のことをKINGと呼びます。試合当日は日本の武士道を彼に見せつけたいと思う」と英語でスピーチを送った上で、ガルシアへFワードを言い放った。

 ガルシアも「いまだに彼が誰だかよくわからないし、興味もない。ただ今回の試合、モチベーションも感じていて日本で素晴らしいイベントにします」と話した上で、Fワードを言い返した。

 さらにパッキャオをKOしようとしたことが気に入らなかったという。「彼はキックボクサーだけど、この小僧にボクシングを教えてやる。普通に戦ってKOして楽しみながら帰国する」とKO宣言した。

 小僧呼ばわりした安保は「お前が1年間出場停止処分をくらってるから、こうして日本で試合できるんやろ!感謝しろ!」と反撃。ガルシアは「フレンドリーにやるつもりだったけど、汚い言葉も使ってきたから真剣勝負という気持ちになってきた」と冷静なコメントをした上で、「俺はPFP王者をぶっ倒している。お前はMMAファイターにボコボコにされているし、それで勝とうだなんて甚だしい。お前が持っているのは身長がデカいだけで、底上げのブーツを履いてダサく格好をしている変なヤツ。本当の試合をしたいなら俺が見せてやる」と安保の挑発に返答した。

 ガルシアは今回のルールに関して「安保にも希望を持たせるためにこういうルールになった。アマチュア以来の2分でのルールなので、新しい戦い方が必要になる。世界戦と同じ本気で準備します」と語った。

 一方、安保はガルシアの左フックに関しての質問に対して「スピードとパワーを持っているし、対策も用意している。相手の弱点は若さゆえの荒さがある。勢いは良いけど後半になればそういう部分でチャンスはあると思うからそのチャンスを突きたい」と回答し、「ライアン・ガルシアとボクシングで良い試合をして、勝てるとまで思っている。安保瑠輝也の名を世界に轟かせる一戦にする。コイツを必ずぶっ飛ばすつもりでいる。強い姿でリングに上がる。お前覚悟しとけ!」と意気込んだ。

 会見の最後には再びフェースオフ。安保は上半身裸になると、ガルシアと額合わせるバチバチなにらみ合いとなった。

 ガルシアは4月にデビン・ヘイニーが保持するWBC世界スーパーライト級タイトルに挑戦。しかし前日計量で体重超過。さらにその場でビールを一気飲みするパフォーマンスを見せて、物議を醸していた。試合では判定勝利を収めたが、体重超過で王者認定されず。試合後にはドーピング陽性が発覚し、今月には米ロサンゼルスのホテルで器物破損の容疑で逮捕。現在は1年間の試合出場停止処分となっている。

 安保は7月28日に開催された「超RIZIN3」でボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)とボクシングルールに基づいたRIZINスタンディングバウトマッチで対戦。RIZINフェザー級王者の鈴木千裕の代役ながらもパッキャオをぐらつかせる場面を作るなど大善戦した。

 試合後、ガルシアがパッキャオに呼び込まれてリングに上がると「3Rで安保選手をKOできると宣言します!」とマイクパフォーマンスをしていた。

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