お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(54)が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)をめぐる公選法違反の疑いについて言及した。
知事選で斎藤氏を支援したPR会社の経営者が、文章や写真などを公開するサービス「note」上で、斎藤氏の選挙戦でSNS戦略を提案。「広報全般を任された」などとつづった。公選法では選挙活動で報酬を支払える対象は事務員や車上運動員、手話通訳者らに限定されている。
斎藤氏は、取材に対し「私としては、公職選挙法に違反する可能性はないと認識しています」と疑いを否定。PR会社へは「製作費として70万円ほど支払っています」と述べた。また、PR会社との契約が口頭契約だった理由については「代理人の弁護士に対応を任せているので、そちらから確認していくことになると思う」と答えた。斎藤氏の弁護士は、PR会社に依頼したのはポスター等の作成など5名目だとしている。
パックンは、70万円について「おそらく振り込みだと思いますけど、その振り込みの請求書と領収書に何と書いてあるのか。この後、証拠が出てくると思いますけど、契約書がないことは一般的な感覚でいうと全然違和感ないです」と言い、「毎年、税理士に確定申告とかお願いしているんですけど、口契約です。時々、家で何が壊れて水道工事とかしてもらったりするんですけど、それも口契約です。何十万円の口契約もあります」と自身のことについて話した。そして「ただ、今日本で1番注目されている政治家としてはリスク管理の面から見れば、契約書がなかったのはちょっと甘かったというか、後で問題にならないようにきちんと結んでおけばよかったなと今、本人も思っているんじゃないかな」とコメントしていた。
これに、フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏は「パックンが今、そんなに口契約、口頭契約でいろいろ済ませているとは全く予想外。僕は口頭契約っていうと闇バイトくらいしか思いつかない」と驚いていた。