日本ハムの23年ドラフト1位・細野晴希投手(22)が27日、北広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸1300万円から現状維持でサインした。「ケガをしてしまったことはマイナスだと思うんですけど、2試合だけとはいえ、1軍で投げられたのは凄いプラスになった1年だった」と語った。
最速158キロ左腕として、東洋大を経て入団。春季キャンプは2軍スタートだったが、6月18日の阪神戦でプロデビュー。ドラフト2位・進藤とのルーキーバッテリーで、5回途中2安打1失点と好投したが、初勝利はならなかった。シーズン終盤には左肩の違和感などもあり、今季は2試合に登板して勝敗なし、防御率3.86だった。「意外と、どの球種も通用した」と手答えを得た。
プロ初勝利も懸かる来季の目標には大きく「15勝」を掲げ、「目指すなら高いところを目指したい。今年の最多勝が14勝でしたし、(同学年で西武の)武内が新人王で10勝だったので、2年目で同じ10勝ではダメ」と変化を恐れずに進む。見た目もロングヘアーに変貌し「平成のキムタク(木村拓哉)ぐらい、いきたい」と笑った。