楽天・則本昂大投手(33)が27日、現状維持の3億円でサインし契約を更改。会見で、電撃退団を表明した田中将大投手(36)について言及した。
田中の退団をどう受け止めたか聞かれ、「僕も聞いた時は正直凄くびっくりした。全く聞いてなかったので。びっくりはしたんですけど、そこは田中さんの野球人生なので、選択したことは、応援したいというか。まだ野球辞めるわけではない。どこかしらの球場でお会いできると思うのでそこは楽しみにしたいとは思いますけど」と述べた。
さらに「逆に言えば、若手がもっともっと出てこないといけないと思いますし。ただ、今年若い選手が出てきた年でもあるので、もっともっと出てこないといけないと思いますし。今年ある程度成績残した選手が落ち着くというか、どっしり1軍の椅子に座れないように底上げが必要だと思うので。もっと2軍で元気な選手たくさんいるので、そういった選手が…内とか。あのへんのケツ叩いてくれたらチームはもっと強くになると思うので楽しみにしたいなと思います」と述べた。
自身は抑えに転向して1年目のシーズンを終えた。最多セーブのタイトルを獲得し、来季の自身の役割については、三木監督と「少し話をした」という。「僕個人としては来シーズンも後ろで投げたいなっていう思いはありますけど、そこは確約されたポジションではないと思っている。(鈴木)翔天と藤平、酒居、宋。加治屋(蓮)も入って来る。もっとたくさん中継ぎはいますけど、特に翔天と藤平には負けたくない。争って抑えをつかみとって来シーズンもやりたいなという思いです」と意気込み。
10月には右足三角骨障害に対する三角骨摘出術を受けた。術後の経過について「最速の順調ではないが、そんなに焦る必要もない。しっかりと来シーズンから間に合うと思う。無理をしすぎず、できる限りのトレーニングだったりをして、キャンプで元気に投げてアピールしたいなと思う」と語った。