鹿島のFW鈴木優磨(28)が27日の全体練習後に取材に応じた。9日の名古屋戦でキャリア初の退場処分を受け、17日の前節・京都戦は出場停止。30日の敵地C大阪戦(ヨドコウ)が“みそぎ”の一戦になる。
エースは「結果的には退場になり、チームに迷惑を掛けた。みそぎの期間が長くて試合で取り戻せなかったので、ずっと反省していた」と苦笑いを浮かべながら、3週間ぶりとなるピッチへ闘志を高めた。
「ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の可能性もある。(出場権を)獲得できるか否かで、今シーズンの出来も変わってくる。何としても可能性がある以上は獲りにいきたい」。5位で迎える残り2試合。最終節で直接対決を控え、来季ACLE出場圏内の3位・町田とは勝ち点4差。4位でACL2出場権を得る可能性は残るが、19年を最後に遠ざかるアジアの舞台に戻るには連勝が絶対条件になる。
「ACLがないことによる試合数の少なさは、チームとしても寂しい思いはある。サッカー選手である以上、試合が多いことはきついことではあるけれど、やっぱり幸せなこと。試合をこなしていくうちに成長し、チーム全体もレベルアップしていく」。ACLが持つ重みを知るからこそ、3位フィニッシュをノルマに課した。