ラグビーリーグワン1部の相模原に今季から加入した南アフリカ代表WTBのカートリー・アレンゼ（28）が27日、横浜市中区の神奈川県庁を表敬訪問し、黒岩祐治知事らと歓談した。その後、来日会見に臨んだ。
アレンゼは、南アフリカ代表として2023年W杯優勝に貢献。今月も23日までテストマッチに出場しており、今季の代表活動を終えてすぐに新天地の日本へ向かった。26日の夕方に来日したばかり。「早く他のチームメートにも会ってみたい」と合流を心待ちにした。
SHファフ・デクラーク（33＝横浜）やWTBチェスリン・コルビ（31＝東京SG）ら既に日本でプレーしている南アフリカ代表のチームメートからは「日本は絶対楽しい。日本の食べ物は最高」と情報を得ており、すぐになじめそうな様子。さらに、ネットフリックスのドラマ「サンクチュアリ―聖域―」を見て相撲に興味を持ったことを明かし「相撲を見に行ってみたい。日本の文化や言語も学びたい」と興味津々だった。
角界には、長崎・大村工業高時代に7人制で全国大会優勝の実績を持つ幕下・上戸（29＝立浪部屋）や名古屋経済大出身の三段目・安強羅（25＝安治川部屋）といったラグビー経験者も数人いる。また、ラグビー界でも相撲経験者が活躍するという例があり、同じコンタクトスポーツとして親和性が高いと言える。南アフリカ代表の世界トッププレーヤーが、日本の国技から学びを得ることもありそうだ。