来年1月2、3日に行われる箱根駅伝で初制覇を狙う国学院大の前田康弘監督と選手たちが27日、都内でアディダス・ジャパンによる「adidas ADIZERO EKIDEN COLLECTION 発表会」に参加した。黒赤の国学院大カラーをイメージした新ウェアを着込み、前田監督は「アディダスさんとともに新時代をつくりたい」と語った。
箱根駅伝で学生駅伝3冠が懸かっており、前田監督は「ここから体も気持ちも箱根仕様に変えていかないといけない」と強調。「明日から合宿。箱根仕様にすることを目標に練習する。大きく変えず、一体感を持ってやりたい」と見通しを語った。
初マラソン日本記録保持者の平林清澄（4年）を筆頭に戦力充実。それでも、箱根の注目ポイントについて指揮官は「みんなの顔」と明かし、「箱根は伝統継承と進化が大事。そのなかで若い層にも興味を持ってもらいたい。男前な選手がそろってきた。そこも見てもらえれば。こんなかっこい人が多いんだと女性層を取り込みたい」と猛アピール。自信が学生たちを輝かせるようで「平林は（地元の）福井から出てきた時は全くでしたが…今は輝いている」と前田監督が明かすと、横で聞いていた平林は苦笑いだった。