ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU」は27日、「3150×LUSHBOMU vol.3」(12月21日、ツインメッセ静岡北館)の追加カードを発表した。
日本ヘビー級王者の但馬ブランドン・ミツロ(30=亀田、10勝8KO1敗)がヘビー級8回戦で元世界ランカーのロスメン・ブリトー(34=ベネズエラ、11勝9KO1敗)と対戦する。但馬は3月末にブリッジャー級に相当する224ポンド(101・6キロ)契約8回戦でWBC世界ブリッジャー級29位のアレクサンドル・ジュル(ルーマニア)に判定0―3で敗れプロ初黒星を喫した。今回が再起戦となる。
但馬は「敗戦から、いろいろなことを学んだ。改めて重量級の一発は本当に危険だと、わかった」と前回を振り返る。再出発するにあたり、パーソナルトレーナーの指導によるフィジカルトレーニングに本格的に取り組んだ。「それまで我流だった。トレーナーに最初は“赤ちゃんレベル”と言われるぐらい。この6カ月間で数値も上がった。並行してスタミナ面も追い込めている」と手応えを明かす。
対戦相手ブリトーは身長1メートル93の右構え。初めて母国以外での試合として9月にアゼルバイジャンでリングに上がり初回KO負け。プロ初黒星を喫し、但馬と同じく再起戦となる。但馬は「今後も自分より身長が高い選手との対戦が続くと思う。しっかり対策をしたい」と語った。
同イベントを手がける元世界3階級制覇王者の亀田興毅プロモーターは「9カ月ぶりの復帰戦で強豪を迎える。但馬ミツロが前回の敗戦からどのくらい変われたのか、リングで皆さんに見ていただければ。ミツロのポテンシャルが相当高いことは分かっています。それを発揮できるような練習をして、試合で出すだけ。この試合から世界を目指して再スタートします」と期待を語った。