最速157キロ右腕が「陽キャ」宣言だ。
DeNAドラフト2位指名の法大・篠木健太郎投手(22)が27日、横浜市内で交渉し、契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。
クリスマスツリーの前で笑顔を見せた快腕は、温和な穏やかな口調で「日本一もテレビで見たし、優勝を続けるチームの中で自分も貢献したい」と三浦DeNAの一員になる喜びを表現した。
だが「プロの世界」は目立ってなんぼ。特に26年ぶりに頂点をつかんだDeNAナインは、オンとオフがしっかりしている「超陽キャ」軍団だ。篠木は「自分もしっかり明るく頑張っていきたい」とゆっくりとした口調で「陽キャ」宣言し、ちょっぴり性格を背伸びさせた。
昨年ドラフト1位の度会とは同学年。木更津総合(千葉)時代から「友達の友達」という間柄だそうで、「おっー、よろしく」と軽いノリで連絡がきた瞬間に、DeNAナインの「ノリ」も察知。「ノリ」に乗る覚悟はできている。
とはいえ快腕の実力は本物。大学日本代表でマークした157キロは十分にプロの世界で通用する威力。ファンを魅了する可能性も十分だ。
新人年の目標を「開幕1軍。マウンド上で勝ちたい気迫を前面にだす」とした22歳は、「陽キャ」への道とともに「戦力」への道も歩んでいく。(大木 穂高)