ヤンキースがFAとなったフアン・ソト外野手(26)の残留に向けて、オファーを増額したと27日(日本時間28日)、「ニューヨークポスト」の看板記者、ジョン・ヘイマン氏が報じた。
今オフFA市場最大の目玉であるソトについては、ヤンキースをはじめ、メッツ、ドジャース、ブルージェイズ、レッドソックスの5球団がオファーを提示したと複数の米メディアが報じている。
同氏が記事の中で「関係者によると、ヤンキースはここ数日でソトへの最初のオファーを増額し、5球団の争奪戦で優位に立った」と報じた。
さらに、同じくFAとなったコービン・バーンズやマックス・フリードら経験豊かな先発投手も獲得を目指し交渉しているもののソト残留に注力を注ぐべく両投手にはオファーを出していないとした。
ソトの契約額をめぐっては「6億ドルを超える用意のあるチームもあるという噂だ」と超大型契約になるだろうとし、大谷翔平が昨オフにドジャースと結んだ10年7億ドルについては「その金額の97パーセントが無利子のため、その価値は約4億5000万ドルと推定されている」ともつづった。
ソトと代理人のスコット・ボラス氏は「40代まで契約できる15年契約に興味があると考えられている」とも紹介した。
また、ドジャースは先発左腕スネルを1億8200万ドルで獲得したことでソト争奪戦で「勝ち目は薄い」としながらも「野球界最高の選手と優秀な人材を引きつける能力を備え、有利な点が多く、争奪戦からは去っていない」と“ワイルドカード”になるかもしれないとした。