ドジャース、大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)側が量刑言い渡しの期日を延期するよう求めていると27日(日本時間28日)、米メディアが報じた。
米「ロサンゼルス・タイムズ」のネイサン・フェノ記者が自身のX(旧ツイッター)で水原一平の物語にいくつかの最新情報が加わりました」と投稿。
1つ目の情報として「水原被告の弁護士は、被告の判決を12月20日から1月17日に延期するよう裁判所に要請した」と記した。
さらに、2つ目として「水原被告のブックメーカー、ボウヤー氏の弁護士は、依頼人の判決を2月7日から4月4日まで延長する共同和解案を提出した」と報じた。
同州ロサンゼルスの連邦地検によると、水原被告は21年11月ごろから24年3月ごろにかけ、借金返済のため大谷の口座から約1659万ドル(約23億8500万円)を盗み、スポーツ賭博の胴元側に不正に送金。大谷の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとする虚偽の納税申告の罪にも問われている。
同被告は連邦地検との司法取引に応じ、罪を認めている。
当初はワールドシリーズ初戦の10月25日が量刑言い渡しの期日だったが、弁護人が水原被告がギャンブル依存症に関する鑑定を受けるため、精神医学の専門家を探していると説明。連邦地裁に提出する書類作成に時間が必要だと主張し検察側の合意の末、12月20日に延期された。
今回が2度目の延期要請となる。