日本ハムの3年目右腕・福島蓮投手(21)が28日、北広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸540万円から増額でサインした。「(球団からは)今年は飛躍した1年になったと思うけど、来年はもっと活躍できるように頑張ってほしいと言われた。まだまだ課題があるので、頑張っていきたい」と語った。
今季は開幕前の3月に支配下登録を勝ち取った。登板感覚を空けながらもシーズン中盤は先発ローテーションを回り、12試合に先発してプロ初勝利を含む2勝を挙げ、防御率3・54をマーク。「1軍である程度投げられたのは良かったと思うけど、1試合1試合の内容があまり良くないことが多かった。いい経験をさせてもらったシーズンだった」と振り返る。
来季に向けてシーズン終盤から試していたカットボールのように小さく曲がるスライダーの「スラッター」と、チェンジアップの精度向上に取り組む。体重も現在の78キロから2~3キロアップも目指す。同期入団の柳川も先発に挑戦する意向で競争は激しくなるが「自分が良ければ使ってもらえる。自分が良くなることを考えたい」と見据えた。