将棋の藤井聡太竜王(22)=王将など7冠=に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦7番勝負第5局は28日午前9時、和歌山市の和歌山城ホールで2日目が指し継がれ、後手・佐々木の50手目封じ手は藤井飛車の3筋の利きを止める打ち歩だった。
これに藤井は飛車を7筋へ退避。対して佐々木は盤面中央へ馬を作り、右桂と左銀を5段目へ進出させて攻勢を強めた。
ここまでの対戦成績は2勝2敗。勝った側が今期の獲得へ先に王手をかける。
午後0時半、昼食休憩に入った。持ち時間8時間から藤井は6時間4分、佐々木は4時間45分消費した。昼食メニューは藤井が太刀魚一本揚げ天丼、佐々木はさばきたて本生鮪三種丼。