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片山善博氏 斎藤知事の新疑惑に「一方の当事者だけをあてにするわけにいかないのでPR会社の社長さんも」

スポニチアネックス 2024年11月28日 14時40分

 元鳥取県知事で大正大特任教授の片山善博氏が28日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)をめぐる公選法違反の疑いについて言及した。

 知事選で斎藤氏を支援したPR会社「merchu(メルチュ)」の折田楓代表がブログに、選挙期間の「広報全般を任された」などと仕事として請け負ったと取れる文章を投稿。公選法では選挙活動で報酬を支払える対象は事務員や車上運動員、手話通訳者らに限定されている。

 斎藤氏は27日の定例会見で、ブログについて「聞いていないし、内容も知らなかった」と説明。報道陣からは見解を問う質問が相次いだが、これまで通り、ポスターの制作費などで「70万円を支払っただけ。法令に抵触することはなかった」「折田さんはボランティアという認識だった」とした。SNSの戦略について折田氏はブログで詳細に説明しているが、斎藤氏は「自分と陣営で主体的にやっていた」と訴えた。ただ、折田氏が演説の動画撮影をするなど深く関わっていた事例などを挙げられると「代理人に聞いてもらいたい」「法的なことは代理人にお願いしている」と繰り返した。

 代理人の奥見司弁護士が斎藤氏の会見終了後、報道陣への説明の場を設けた。奥見氏によると、選挙のボランティアを探していた斎藤氏が9月下旬、支援者から折田氏を紹介され、同29日にメルチュの事務所を訪問し、ポスターやチラシの制作、SNS運用の話をした。翌日以降、プランと見積書が届き、ポスター制作費などで70万円支払ったという。奥見氏は運動員買収などの公選法違反には当たらないと強調。「ブログはうそか」と問われると「事実と、全く事実でない部分が記載されている。そういう意味では“盛っている”と認識している」と話した。

 片山氏は、「両方の当事者の言い分が違うわけですよ。まるっきり違う面がありますよね。昨日は一方の当事者だけの言い分なんですよね。では、もう一方はどう釈明、どう説明するのかがないと。一方の当事者だけをあてにするわけにいかないので、だから早くPR会社の社長さんも出てきて、自分の考え方を言うべき」と自身の考えを話した。

 そして「ところが以前の報道でありましたけれども、取材をしたら何も言うなと言われたと。誰からですか?と聞いたら、うーんと言って、言われてましたよね。では、その弁護士はどこの弁護士ですかと」と言い、「裁判だってそうですよね、原告だけの意見を聞いて判決出したりしませんから」とまずは双方の主張を聞くことが重要だと強調した。

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