ドジャースの大谷翔平投手(30)が、銀行詐欺罪などに問われている元通訳の水原一平被告(39)に無断で購入された32万5000ドル(約5000万円)相当のベースボールカードの所有権について、米カリフォルニア州の連邦地裁に返還を申し立てた。AP通信など米メディアが27日(日本時間28日)に報じた。
大谷側から26日に連邦地裁へ提出された訴状によると、水原被告は大谷の口座を使用し、今年1月から3月の間にオークションサイト「eBAY」などでベースボールカードを購入。購入は転売目的だったとされており、大谷側は同被告が「無許可で不法に所有していた」として、当局が押収したカードの所有権を主張。押収物には大谷が自らサインした自身のカードも多く含まれており、カードの返還を求めているという。