俳優の竹中直人(68)が28日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年に95歳で亡くなった父について語った。
高校時代に母を亡くした竹中。父は昨年10月に95歳で亡くなった。竹中の「一緒に暮らそう」という誘いを断り、思い出の詰まった横浜で1人で暮らし続けたという。「介護もなかった。去年の8月に、“直人、入院したい”と言って人生初入院だった」と明かした。
入院中は毎日面会に訪れたという。「ちょうど舞台の稽古だったから、稽古終わると毎日父親に会った。“直人、揉んでくれ”って言うので、頭触ったり肩を触ったり、腰、お尻、足…。お父さんの体をこんなに触ったことなかったなって思った。しみじみ父の体を触っていたら、父の体が自分だなって思った瞬間があった。“これは俺だ”って。その感覚が初めての経験だったのでびっくりしました」としみじみ語った。
「父が自分だって感じた時は本当に驚きました。大人になってから父の体をさすることはなかったから、とても愛おしく感じました」と柔らかな表情で語った。