日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で理事会を開き、今年の国民スポーツ大会で少年男子の部4位の斎藤忠剛(埼玉栄高3年)の三段目最下位格付け出しを承認した。
斎藤は元幕内・大碇の甲山親方の次男で、兄は九州場所で新十両に昇進した若碇。父、兄と同じ伊勢ノ海部屋に入門し、来年1月の初場所(12日初日、東京・両国国技館)で初土俵を踏む。同場所より三段目の枚数は90枚から80枚目に変更となる。
付け出し資格は昨年秋場所後に改定され、高校生は全日本選手権16強以外に、全国高校選手権、国民スポーツ大会(少年の部)の個人戦ベスト4以内に三段目最下位格付け出し資格が付与される。
現行制度で高校生による付け出し資格取得は初のケース。