FOXスポーツのアナリストで“大谷マニア”として知られるベン・バーランダー氏が27日(日本時間28日)、自身のX(旧ツイッター)を更新。ドジャースを批判する人たちに言及した。
複数の米メディアによると、ドジャースがジャイアンツからFAのブレーク・スネル投手(31)と5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)で契約合意に達した。
今年ワールドチャンピオンに輝いた強豪球団が豊富な資金力をもとにさらなる補強を進めたことで、怒りをあらわにするMLBファンもいる。
NBAなどでは戦力の均衡化のために年俸総額を調整するサラリーキャップ制度があるが、MLBにはない。代わりに年俸総額の上限を超えた場合「ぜいたく税」が課せられている。
ただ、ド軍は昨オフに10年7億ドルの超大型契約を結んだ大谷翔平の給与のうち、97%を後払い方式にしたことで財政的柔軟性が生まれた。
こういった状況からサラリーキャップ制度の導入を求める声などが上がっているが、バーランダー氏は「ドジャースがブレイク・スネルと契約したことに人々は本当にそんなに怒っているのか?馬鹿馬鹿しい」とそういった声を一蹴。「MLBはすべてのスポーツの中で最も平等性が高い。問題が起きるまで問題はないんだ」と言い切った。
そして「ドジャースに怒るな。自分のチームがケチなことに怒れ」とドジャースの補強に怒るファンに辛辣な言葉をつづった。