J1昇格プレーオフ(12月1日準決勝、同7日決勝)に臨む4クラブの監督と選手が28日、オンラインで記者会見を行った。
3位・長崎は本拠で6位・仙台を迎え撃つ。10月に開業したピースタでは3戦全勝と無敵を誇る。下平隆宏監督は「県民の皆さんも本当に楽しみにしていると思う。最高の舞台で最高の結果を出せる環境」と表情を引き締めた。引き分けの場合は年間順位の上位が決勝に進出。長崎は優位な状況にあるが、主将のMF秋野央樹は「引き分けでも進出できるが受け身にならずに。先制点が非常に大事」と意気込んだ。
21年以来のJ1復帰を目指す仙台の森山佳郎監督は「トレーニングは選手の集中度も高く、いい状態で決戦を迎えることができる」。MF郷家友太も「敵地に乗り込んで思う存分、チーム全員で暴れたい」と力強かった。
シーズンを9連勝で締めた4位・山形はホームで5位・岡山と対戦する。渡辺晋監督は「プレーオフにたどりつくまでに目の前のゲームに勝つということだけに集中して、その結果、9つ勝った。その延長に過ぎない」と一戦必勝を強調。3度目のPO出場で悲願の初昇格を狙う岡山MF竹内涼は「ゼロを1にするにはもの凄く大きなパワーが必要。今までの歴史の中で、爆発させるための積み重ねはできている」と決意を示した。