広島からドラフト1位で指名された佐々木泰内野手(21=青学大)が28日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で仮契約を結んだ。
「息の長い、球団から愛されるプレイヤーになりたい。長打力や勝負強い打撃を磨いて、プロの舞台で(力を)発揮していきたい。プロの舞台で早く活躍できるような準備を一日も無駄にせずやっていきたい」
先日行われた明治神宮大会では福岡大との2回戦で左肩を脱臼。準決勝以降は欠場となったが、「痛みはだいぶ引いてきたので、もう少し安静にして、準備していきたい」と見据えた。1年春から4本塁打を放つなど、リーグ戦通算12本塁打を誇る右のスラッガーは1年目からの活躍に向け、「プロの目標はホームラン王ですけど、目先は新人王という目標を持ってやっていきたい」と意気込み、担当の高山健一スカウトも「1年目から勝負してほしいですし、長い年数活躍してくれたらなと思う」と期待を寄せた。
◇佐々木 泰(ささき・たい)2002年(平14)12月24日生まれ、岐阜県大垣市出身の21歳。県岐阜商では1年春から4番を務め、3年夏の甲子園交流試合に「3番・三塁」で出場し大会1号本塁打。青学大では1年春からリーグ戦に出場し、3年夏に日米大学野球で侍ジャパン選出。主将の4年春は全日本大学選手権でMVP。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。