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裁判終結の松本人志 民放各局は復帰に慎重 吉本興業幹部が謝罪行脚も「決まっていることない」

スポニチアネックス 2024年11月28日 16時58分

 フジテレビを除く民放キー局4社の11月定例会見が28日までに終了した。各局は8日に文芸春秋らを相手取った名誉毀損(きそん)の民事訴訟を取り下げたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)について言及した。

 松本が女性に性的行為を強要したと報じた「週刊文春」の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟を巡り、今月8日、所属する吉本興業を通じて裁判の終結と自身のコメントを発表した。

 TBSの龍宝正峰社長は「クレイジージャーニー」、「水曜日のダウンタウン」にレギュラー出演していた松本の番組復帰について、「ご本人が活動休止していることには変わりないので、今後の起用方針に関しては現時点で決まっていることはございません」と述べた。合田専務も「基本的には先方がお考えになることですので、こちらから何か申し上げることはありません。とにかく今のところは何も決まっていないということしか言いようがない」とした。

 日本テレビは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」を放送。石澤顕社長は「裁判が終結したことは承知している。一方、ご本人はいまだに活動休止中。諸般の状況を見極めながら適切に対応したいと考えている」と語った。また、福田博之副社長は「今後のことは全く何も決まっていません」とし、「番組復帰のタイミングについては、日本テレビとして復帰の理由を説明する責任があるとお話した。吉本興業さんからも理解を示していただいた。スポンサーのご意向は大切にしなければいけないと思っています」と説明した。

 テレビ朝日は松本がレギュラー出演する番組は制作していないが、系列のABC制作の「M-1グランプリ」では、例年松本は審査員を務めていたため、去就が注目を集めている。西新常務取締役は「ご出演の予定はない。当初より吉本興業の幹部の方がお見えになり、その時点についてのご報告は受けていた。今回の訴訟取り下げの後にも改めて幹部の方がお見えになり、そのご報告と、お騒がせをしたということに対するお詫びがあった。今後のことに関してはまだ何も決まってないというふうに説明を受けた」と語った。

 テレビ東京も松本が同局は松本がレギュラー出演する番組は制作していないが、同局の長田隆専務取締役は「吉本興業の幹部の方がお見えになって、ご説明と謝罪をいただいた」と説明。「リリース発表後すぐに吉本興業さんから"ご説明を"と言われた。それ以上の話はしていない」とし、今後の同局制作番組への松本の出演に関しては「決まっていることは何もない」と話した。

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