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石川遼 逆転賞金王へ挽回誓う「自分が追い上げていけばいいだけ」73で24位出遅れも

スポニチアネックス 2024年11月28日 17時41分

 ◇男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日(2024年11月28日 東京都 東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 賞金ランク6位から逆転賞金王を狙う石川遼(33=CASIO)は1バーディー、4ボギーの3オーバー73を叩き24位と出遅れた。

 2番パー3のチャンスを逃したのが響いた。ティーショットを1・2メートルにつけて観客を沸かせたが、バーディーパットはカップのすぐ横を通過した。

 「決めたいパットだった。あまりチャンスにつくホールではないので。そこからもミスがあったし、長い1日掛けて戻そうと思ったけど、なかなか戻せなかった」と悔やげに振り返った。

 前日、新たに製作したものや米国から取り寄せたものも含め4本のパターを試し、高速グリーン攻略のため入念に準備した。しかし合計34パットとグリーン上で苦しんだ。

 4番、17番で1メートルのパーパットを外した。6番パー5ではグリーン左から巧みなアプローチで1・5メートルに寄せながらバーディーパットを決めきれなかった。

 石川は「横に曲がるラインについたり、読みと強さが合っていないかなという感じ」と原因を分析した。

 ただショットの感触は悪くない。9番ではフェアウエーからピン側につけて「お先に」バーディーを奪った。

 「ショットは先週より徐々に良くできている。ここからさらに良くしていきたい」と前向きに語った。

 最多6人が賞金王の可能性を残す最終戦。石川が09年以来15年ぶり2度目の王座に就くには大会3度目の優勝が必須。その上で賞金ランク1位の平田憲聖が単独2位より下になる条件がつく。まずは残り3日間で8打差をひっくり返す必要がある。

 「こういうこともある。仕方ないし、ここから自分がしっかり追い上げていけばいいだけ」。石川は視線を上げた。

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