元総務相で経済学者・竹中平蔵氏が28日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、石破茂首相とトランプ次期米大統領の“交渉”について言及する場面があった。
石破首相は16日（日本時間17日）、訪問先のペルーで記者団の質問に答え、南米からの帰国途中に模索していたトランプ氏との会談を見送ると表明した。「トランプ氏側から法律上の制約があり、いずれの国とも会談しないと説明を受けた」と述べていた。
そこでスタッフから「石破さんでディール（交渉）できますか?」と質問されると、竹中氏は「トランプは誰とでもディールすると思いますよ。どういう材料を石破さんが持って行くかを向こうに匂わせるか、これは外務省の仕事ですよね」と答える。
「安倍（晋三）さんのときも、ニューヨークのある弁護士の方が仲裁をしたと言われていて。そういう人脈も使っていかないと。ディールで提供するものも準備していかないといけなくて」といい「それは兵器の購入なのか、アメリカで重要な半導体を日本が供給することなのか、投資をさせることなのか。彼に会えるのかどうかじゃなくて、素材を準備できるのかを議論しないといけないですね」と私見を述べていた。